進め!チャリ部!〜そこに道があるかぎり〜<第九話>ダム3つ制覇の旅

2016.05.28 Saturday

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    以前、私がダムカードを集めてる事を知ったシュンが、Y君改めヤスと遠方のダムを落としてみないか提案してきた。
    具体的に言うと、破間川ダム・黒又川第二ダム・広神ダムだ!ヤスが自動車で運ぶための「3連の自転車搭載ベース」を購入したのが本当のところで、自転車の前輪を外してアタッチメントに装着するだけで運べるというもの。

    入広瀬の道の駅までキャラバン隊は出発!
    空は快晴、絶好のチャリ日和!
    全行程75kmを予定した三人旅は、前日に自転車を車に乗せておいたのでスムーズにスタート。
     
    ◆キャラバン隊の事前準備!
    約2時間で、道の駅に到着するとバイクのツーリング集団がいた。
    バイク集団のいる脇で、各々チャリを組み立てる。
    最初の目的地は破間川ダムだが、その付近にある山の神トンネルというところに行きたいとシュンが宣言。
    きっとシュンの「坂バカ」の本能が、そこをめざせと言っているんだと思いながら一同苦笑い。


    ◆とりあえずの記念撮影はお約束。
     
    取り合えす目的地に山の神トンネルを追加し、トレインを組んで走る。
    暫く進むとヤスが急停車!
    ヤス「タイヤが逆だ!」
    バイクのお兄さん達の視線を気にしながら組み立てるヤスは、焦ったのかタイヤの方向を間違って装着。
    途中まで知らずに走行し、サイクルコンピューターが無反応…。
    タイヤを直して再スタート…この先どうなることやら!

    ◆旅はまだ序章!ドラクエで言う所の『スライム』しか出てこないゾ!

     
    ルート上には、幾つものスノードームがあり、このあたりの雪深さを物語る。
    車庫などの建物も、かまぼこ型のドーム状になっている。雪国の知恵だ。
    ドーム内は長く、下り〜上りにとなっていて、いつものロングライドとはまた違う感じ。
    だいぶ上の方に神の山トンネルが見える。
    シュン「流石山の神!」
    私「テンション高いのお前だけだよ!」
    行く手には数々の難関が待ち構え、三人協力して立ち向かった。
     
     
    ◆行く手を阻む「猛獣」たち!


    山の神トンネルに到着すると、トンネル手前でポーズ!
    しか〜し、面倒臭がって誰もトンネルを通過しない。
    どうせこれから破間川ダムに行くのだから、体力を温存したいらしい。
    結局トンネルの向こう側には行かず、来た道の途中の分岐点まで引き返しダムを目指す。
     
    道はとても山深く、削れた岩肌むき出しのルートを進む。
    そんなに登りのないまま進んでいくと、ダムが見えてきた。しかし景色がいつもと違う。
    大きなダムなんだな〜と、思いながら進む…到着…ダムの底に!!!
    実は山の神トンネルをくぐれば、すぐにダム事務所が有ったことを我々は後に知った…。
       
    ◆こんなイレギュラーも旅の醍醐味!「とりあえず楽しむ」が鉄則だ。

    貴重なダムの底からの景色を堪能した一行は、道の駅に戻り一旦休憩する。
    自転車ラックが有ったので、結構自転車来るのかな〜などと考えながらルートを確認する。
    次の目的地、黒又川第二ダムは落石のため閉鎖ということが分かった。
    ダム管理の事務所に行けばカードはもらえるらしい。
    それはそれで良しとしよう。

    ◆チャリダーホイホイ。これを置くとチャリダーがたくさん来てくれるかも?!
     
    奥只見線沿いにチャリを走らせ、最後の目的地広神ダムを目指す。
    途中、チョウザメ料理専門店の看板を目にし、お昼がまだということと、チョウザメ料理とはどんな物か?で盛り上がる。
    広神ダムは、破間川ダムよりラクに感じたのだが、ヤスがあぶら汗をかきながら登っている。
    顔は良いが、顔色が悪い。
    どうやらお腹が痛い(ゆるい)らしい。
    何とかダムに到着し、速攻管理事務所でトイレを借りようとする…が、人がいない!
    ヤス「緊急事態なんでトイレ借ります!」と大声を張り上げる。
    私「俺がここにいて帰ってきたら事情を説明するよ」
    ヤスは軽く会釈すると、急いでトイレを拝借にいった。
    …数分後、何かを悟ったような顔で登場。
    もう大丈夫なようだ。
    そうこうしている内に、管理人さんが戻ってきた。
    草刈りをしていたらしい。
    ダムの仕事も中々大変だ!
    ダムカードをもらいチャリで来たことを伝えると、やはりびっくりされた。

    この騒動の中、シュンがいない。
    戻ってきたので聞いてみると、トイレに行っていたらしい。
    そう、普通に外に併設されていたのだ!
    ヤス「マジか〜もう一回行ってくる」
    人は尿意をもよおすと、視野が狭くなるらしいことが分かった…。
    ◆ダムカード、ゲットだぜ〜

     
    待っている間、シュンはバンテリンの小さいタイプを取り出し塗っている。
    私も首元に塗ったのだが、これはナイスアイデアだと思った。
    気分もお腹もスッキリしたので、帰る前に昼食を取りに出発。
    やっぱりラーメンだろということで、チョウザメ料理に傾いていた気持ちにさよならを伝えた。
    入ったラーメン屋さんは結構美味しく、遠方から来たことを伝えると、帰り際に店の外までお店の方がやってきて、飴を持たせてくれた。これには一同感謝!

     
    ◆ラーメン政吉で昼食。美味しゅうございました!

     
    別れを惜しみながらも、道の駅まで再度戻る。
    が、ヤスの腹がまだ万全ではなかったらしく、緊急事態とはいえチャリでガソリンスタンドに入るという愚行を行う。
    お店の人とのやり取りを遠目に眺めながら、勝手にアフレコをつけてシュンと遊んでいた。ヤス、ゴメン!
    ここで完全復活したヤスは、最後の上りも楽々駆け上がるも「もう終わりなんだけど」と心の声でつぶやく二人。

    帰り道で、栃尾の「おいらこの湯」で温泉に入る。
    温泉に入ると身体が疲れるので普段のライドでは入らないのだが、本日はキャラバンにて出動しているので皆で裸の付き合い!
    さっぱりした身体で、今回も無事帰宅することが出来た。
    その日の夜は、行けなかったメンバーも含めて「はんばぎぬぎ」を行った。
    因みに、一通り旅のみやげ話を聞いていたS会長より「三バカ」の称号を頂いたのはこの時であった^^;;
    ※はんばぎぬぎ/ 旅を終え、無事を感謝しての慰労会。「はんばき」は旅支度で脚に巻く「脚絆」で、それも脱いでゆっくりしましょうの意。
    ◆本日の戦果!人生ダムありゃ坂あるさ♪


     
    〜第十話につづく〜

    廃盤商品のお知らせ

    2016.05.27 Friday

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      RUDY限定エクソウィンド!
      RUDYPROJECTのエクセプションが、廃盤になります。
      店頭残り在庫完売次第、終了となります。

      度付き跳ね上げサングラスとして、非常に高性能でしたので残念です。
      かなりの強度度数まで対応できましたので。

      詳しくは、店頭にお問合せ下さい!

      進め!チャリ部!〜そこに道があるかぎり〜<第八話>弥彦山修行の旅

      2016.05.26 Thursday

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        新潟のチャリダーなら、一度は登ってみたい坂に「弥彦山だいろ坂」がある。
        間瀬側からのアタック〜頂上で距離5.2km、平均斜度8.2%、獲得標高427mというもの。
        だいろ坂はその一区間、ヘアピンカーブが一二回連続する区間を指す。
        弥彦山スカイラインといえば有名かもしれない。
        弥彦山から寺泊を経由する、今後おなじみとなる約120kmのロングライド。
        メンバーは、シュン・Y君・私の三人旅。

        先ずは麓まで約35kmをトレインを組んで進む。
        登るまでは体力温存を心がけるのだが、カンカン照りで午前中に気温28℃を超える暑さ!
        唯一弥彦山に行ったことがあるシュンの先導で、一番近くのコンビニで補給と休息をとる。
        樋曽という交差点からスタートして徐々に勾配がきつくなる。
        途中、路面の舗装工事もあり、激坂の途中で止められながら登る。
        前半でかなりの疲弊。
        2km程進んだところで下りに入り多少開けたところで一旦停車する。
        シュン「着きましたよ…スタートラインに」
        Y君・私「は?!」
        シュン「ここから弥彦スカイラインです」
        マジか!!気持ちが折れる音がした。


        ◆とんでもなく登ります!

         
        暫くそこで、遺言のようなものを語りながら渋々スタートする。
        Y君とシュンはグングン進む。
        やばい、完全に遅れてる。
        しかし数分後、シュンに追いつく。
        ここでシュンのチャリ(キャノンデール)にトラブル発生!
        ワイヤーが外れ、ギヤが動かない!
        ここから麓の自転車屋さんまで下山し寺泊で落ち合うことに。
        私とY君はそのまま山頂を目指す。
        Y君は時速10kmを切らないのが目標らしく、どんどん進む。
        気づけば、いろは坂に突入していました。
        かなり来たな〜などと思っていたら「6合目・山頂まで2.8km」の看板が!!!
        もはや完全に置いてけぼりにされた私は、後ろから登ってくる女性チャリダーからも追い抜かれ、もはや止まる寸前!
        その時!突如巨大な物体が私の胸元に激突!!
        慌てて確認するとそれは、大きなカブトムシだった。
        携帯していた袋に証拠品を回収し、こんなアクシデントで足をついてしまったと言い訳をしようと考えながら再スタートして山頂でY君と合流。
        だいぶ待ってもらったのは「コイツ」のせいなんだよと話すものの、当然信じてもらえす…弥彦山制圧は又の機会になってしまった。


        ◆殆どのチャリダーがここで写真を撮るだろう!

         
        山頂でアイスクリームを食しながら、先ほど抜かれた女性チャリダーとお話をする。
        Y君「歩きづらそうですね〜」
        女性「えっ、ビンディングじゃないんですか?」
        私「そんなに違うもんですか?」
        女性「坂は全然違いますよ」
        今回の経験を踏まえて、ビンディングペダルを本格的に検討する事になる。
        女性チャリダーとの別れを惜しみながら、シュンの待つ寺泊に向かう。
        下りはとんでもないスピードがでて、恐る恐る降りてきた。それだけの高さを登ったんだな〜と改めて思う。
        弥彦山自体、東京スカイツリーと同じ高さ634mあるらしい。
        天気も良く、佐渡ヶ島もはっきり肉眼で確認できた。
        寺泊で三人揃い、昼食をとる。
        ここは何回来ても楽しい。最初のロングライドもここだった。
        自転車でここまで来る事自体、ある種の達成感がある。
        山を超え海に出て海産物を頬張ることに、充実感がある。
        是非、新入部員が入った際には、ここを最初の目標としたい。
        そんなことを考えながら、帰路につく。

          
        ◆寺泊は東京からもツアーが組まれるほど人気。帰り加茂川沿いの心太の茶屋で一服!

         
        帰りはほぼ平坦のルートを進むのだが、スピードが上がらない。
        暑さで、体力が大幅に削がれたのだ!
        気温は30℃超え!急遽、マックへ緊急避難。マックシェイクで1時間程休憩させえもらい復活!
        NHKの取材を受けたことがある、心太の茶屋で風情を満喫し、日が落ちる前には無事帰宅することが出来た。
        このメンバーは気が抜けないからな〜と、お互いをたたえながら解散した。
        この数日後、同じメンバーで破間川・黒又川・広神の3つのダムにチャレンジすることになるとは、今はまだ誰も知らない。

         
        〜第九話につづく〜